歌詞

幸か不幸か まだ傷は浅いようだ

謳歌しようか 静かなる急降下

消化不良感 さんざめく街の灯火

遠い路地まで焼き尽くすような業火

ずっと一人で 全部手放して

逆らわないで ここにいる

それでも私は信じたいのです

連なる場所などそこに無くたって

誰かの心に祈りを捧げる

愛を愛する乙女のように

六月の放課 輪郭の粗い描画

高架下へと 甲斐なく手向ける供花

黙したるジョーカー 成果は如何でしょうか？

どうかあなたに 心がありますように

サルヴェ・レジーナ 呟くように

レクティオ・ディヴィナ 教えてよ

それでも私はわからないのです

違えていないと 誰が言ったって

もし まだ何かを願えるのならば

恋をしていたって 思い出させて

迷いの無い眼差しは

悪い夢を喰い破る獏のようで

醒めたままでうなされる 私は地を這うよ

それなら誰にも咎は無いでしょう

妬みも嫉みもとうに消し飛んだ

どこかに落とした心の欠片は

もうどうやったって戻らないかな

それでも それでも信じたいのです

この身の丈では届かなくたって

救いがあるように祈り続けていく

愛を愛する乙女のように

清らかに泣きじゃくってる