Lyric

まなざし、やめた。

憧れなんて キャットウォーク

すれ違う視線に 意味を探した

みんな違う毛並みなのに

みんな同じふるまい

いい子じるしのファー生地纏い

「普通になりたい」なんて

爪を抜かれて

願って祈って

叶うわけないって

でもある日、気づいたんだ

路地裏に生きるあいつは

ボロボロの体でも

誇り高くまっすぐだった

俺はやめる普通のあにまる

擦れた声で吠えたっていい

しっぽを振ってご機嫌取りなんて

もううんざりなんだよ

誰にも媚びない。このまなざし

歪でもいい。嘘はない

イライラさせたって構わない

俺は俺の “まなざし” で 今生きる

上司のため息 無視に近い声

ただ「はい」と返しただけで

「イラつく」ってさ 笑えるよな

俺声？ふるまい？俺生き方？

俺声？ふるまい？俺生き方？

てか俺のこと？

俺声？ふるまい？俺生き方？

俺声？ふるまい？俺生き方？

てか俺のこと？

だからやめるん？　普通のにんげん？

光の下で 瞬きもしないで

この目に焼きつけるのは

誰のものでもない “俺の正解"

ファー剥がれてもツギハギするだけ

一匹わがままで吠えるさ

誰の代わりにもなれない俺は

この瞬間が震えるのを持っていた

世界のルールが狭すぎるだけさ

耳を澄ませば

みんな首振って歌ってる

俺たちを謳ってる

(…きっと俺たちを待ってる)

今日もひとり 音の上

でも それでいい

俺は“まなざし”もうやめた