歌詞

教室の陽の当たる席で

毎日起きあがれなくなっている

一昔に夢を見るときは

心を明るくして

少し離れて見てね

シャッター街を行くエトランゼ

輪郭で首を支えている

飛行実験も非行少女も

知らない原理で動いている

今日も筋書き通りに

新たなはじまりの芽が

全部置き去っていく

色彩になっていく

みんなで歳をとって

1秒ごと歳をとって

お祝いしよう

あらかた見つけたのになぁ

オレンジの街に散らばった残り香を

あの日世界の反対側に隠した

ポケットノートのような

ドレッドノートのような

暖かい互い違いの戦いで欠いた高い対価を

返してよ

もう一人じゃ眠れないよ

温もりを知ってしまったから

心臓に生えたトゲを

一本ずつ一本ずつ

抜いてくれた傷がまだ

癒えてないから

またあなたと歳をとって

1秒ごと歳をとって

嬉しいこと全部写真にとって

お祝いしよう

今更巡り会えてもなぁ

メランジェの砂のまん中に埋まっていく

それは世界を反対側に回した

幽霊腺のような

長い輪廻転生のような

まだ柔らかなままな徒花が逆らったアザがあったら

愛してよ