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しゃぼん玉物語 ― シカダハッチング
儚さと永遠が交差するシカダハッチングが放つ最新ロックバラード「しゃぼん玉物語」。
柔らかなギターのアルペジオが、まるで記憶の欠片をすくい上げるように始まり、やがて感情が爆ぜるサビへと駆け上がる。しゃぼん玉のように脆く、美しく、空へ消えていく“存在”を描いたこの曲は、別れの痛みの中に確かに生きた証を刻む。
「いずれ散る時代の花となる」その一節に込められたのは、滅びではなく、限りある命の輝き。
悲しみがやがて希望に変わる瞬間、サビで心は一気に空へ解き放たれる。
涙と共に聴きたい、儚くも力強い祈りのバラード。
大阪発、2021年に結成されたロックバンド シカダハッチング(CICADAHATCHING)。ヴォーカル&ギターのRYUICHIを中心に、MUNE(Gt)、KENJI(Ba)の3人で奏でるサウンドは、90年代J–Rockの熱量を現代に蘇らせつつ、新たな物語を紡ぎ出す。THE YELLOW MONKEYやMr.Children、B’z、さらにはMr.BIGといった巨匠たちの影響を色濃く受けながらも、彼らが描くテーマは等身大でリアルだ。40代の男が抱える葛藤や揺れる心情を鮮烈に刻み込んだ歌詞は、多くのリスナーの胸を打つに違いない。代表曲「蝉」「せかい」「Mrs.Distortion」では、叙情的なメロディと力強いロックが交錯し、聴く者を一瞬で引き込む。ステージでは観客との一体感を重視し、シンプルながら心を揺さぶるライブを展開中。実績はまだ浅いが、その飾らない姿勢と熱量こそがシカダハッチング最大の武器だ。大阪から羽ばたく彼らの音は、これから確実にシーンを震わせていくだろう。
I'mp RECORDS