歌詞

羽を広げ 夜に溶けてく

この世に別れを告げたら

静かに瞳を閉じ見えたのは

嗚呼、憎しみも

いずれは総て消えゆく

いつの日か欠片

そして灰へとなる時を「待ってる」

羽を失くし 痛み 残像

突き付けられた銃口に

祈りを込め 天を仰げば

嗚呼、鬱苦しい

衝動に支配されたら

脳裏に焼き付く欲望も

全て堕ちてゆく

ねえ、声を聞かせて欲しい

遠ざかる意識と妄想と現実の中で

差し伸べられた手も

憐れむ眼差しも

重なり合う偶然さえ

もがき抗いながら

嗚呼、苦しみが心の臓を蝕んでいく

嘆きの海に溺れただ独り

月明かりが降り注ぐ

(愛に満たされた)

春待つ僕等は

(死を待つ僕等は)

深紅に染まり

(薄明に)

堕ちてく