歌詞

部屋のライトが　やわらかく揺れて

昨日までの　ビートがまだ残ってる

机の上のコップの輪が

なんか　今日の気分に似てるね

SNS　開かなくてもいい夜

既読も既読じゃなくてもいい

静かな通知の間で

ひとり　口ずさむだけ

手に残る　イヤホンの温度

あなたの声が　まだいるみたい

録音フォルダを開いたら

過去がちゃんと笑ってた

泣くほどのことでもない

思い出って　案外軽い

だけどこの拍の中に

少しずつ　あなたが溶けていく

ラップの途中で忘れた単語

思い出すたびに笑っちゃう

あの瞬間の音だけ

ほんとに　本物だったね

街のネオンがフェードしてく

窓の外　電車の音

あの夜と同じテンポで

わたしも進んでる

もう送らないメッセージ

でも、残しておきたい気持ち

ちゃんとラップにして

未来のわたしに渡しておくね

ミキサーの中で回る声

少しノイズが入ってもいい

だって完璧じゃない音こそ

本当の“わたし”だから

これで最後のメッセージ

でも　音はずっと鳴ってる

Goodbye じゃなくて

See you in the next beat

拍が途切れても

心はリピートしてる

今も聴こえる

あなたの名前のリズム