灰の時代のジャケット写真

歌詞

灰の時代

コンセプト

檻の中に

心をしまって

冷えた部屋の

ように生きた

絵にもならない

無力な壁は

大きな夜の

隅に住んだ

誰にも媚びず

人に好かれず

孤独の風を

まにうけた

色の消えた冬の木々が

痛み嘆く様

霧の中で

鳴く無恥な鵺の群れ

歩く旅人を

罵倒した

和みが凍った

雪の壁で

健気な花は

息絶えた

死にも慣れたこの空気が

人を殺す夜

灰に濁る空

降る言葉の雨

ちと淋しさを埋めた川の流れ

月は雲の中

見えぬ塔の影

数多火の煙を浴びて

夢もがらんどう

  • 作詞

    木檜旭

  • 作曲

    木檜旭

灰の時代のジャケット写真

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