湯気の一粒に
目をつけて
追いかけていたのに
もういない
何千億の粒子が
上を目指して
束になっていたのに
もう、湯は冷めた
夕陽の一粒を
素手で掴んで
大事にしていたのに
もういない
何千億の光が
この目を通って
忘れずにいたいのに
もう、湯は冷めた
夢の一粒が
ふと目に浮かんで
思い出したいのに
もういない
何千億の影が
腕を掴んで
何か伝えていたけど
もう、湯は冷めた
昨夜の一粒を
そこに浮かべて
大事にしていたのに
もういない
何千億の時間が
足元を過ぎて
どこかへ行きたいのに
もう、湯は冷めた
- 作詞者
TATETO
- 作曲者
TATETO
- プロデューサー
TATETO
- ベースギター
TATETO
- ドラム
TATETO
- キーボード
TATETO
- シンセサイザー
TATETO
- ボーカル
Ena Yoda
- ピアノ
TATETO
TATETO の“湯気 (feat. Ena Yoda)”を
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湯気 (feat. Ena Yoda)
TATETO
白く立ちのぼる湯気を、ぼんやりと見つめながら流れていく時間。 映画のワンシーンのように、湯気の一粒との向き合いを、ピアノと淡く揺れる声で描いたTATETOの新譜「湯気」。
消えてしまった感情、忘れかけていた記憶に触れる、静かでやさしい温度感の曲です。
TATETOは、ジャズや映画音楽の素養をベースに活動する作曲家・剣持悠大のソロプロジェクト。
ジョン・ブライオン、トーキング・ヘッズ、細野晴臣、星野源、くるりなどの流れを感じさせるサウンドに、
日常の中の“言葉にできない気持ち”を重ねていくような音楽を目指しています。
映像チームでもあるTATETOの母体「homvi」として、力を入れて制作したMVも同時公開予定。これまでYouTubeで公開したMVは累計30万再生を超えるなど、音と映像を一体で届けるTATETOの表現は、静かに共感を広げ続けています。
