何かを忘れたような そんな気がしていた
照り返した言葉は空に溶けた
陽射しを背に歩いた 揺らぐ視界の向こうは
願いの残滓が聞こえそうな溟海の底
記憶の花弁がひとひら 捉えては見失いそう
絵日記に仕舞い込んだ 忘れないように 明日も
零れた砂の粒を 波間に手繰り寄せた
押し寄せる日々に 崩れ去ったとしても
何気ない景色にさえ もう二度と還れないから
透明な声を夏の日記に そっと書き留めて
誰かを忘れたような そんな気がしていた
繰り返し集めては海に消えた
祠の片隅に刻まれた伝承は
迷える少女の行く末を今に伝える
管に繋がれた君が 脳裏を不意に過って
いつからなのだろう 夢を見るたび忘れて
零れた砂の粒を 波間に手繰り寄せた
過ぎ去っていく日々を 忘れ去ったとしても
何気ない景色にさえ もう二度と還れないから
残された夏のページはこれからも空白で
- 作詞
Fty
- 作曲
Fty
- プロデューサー
Isle & Notes
- ミキシングエンジニア
Isle & Notes
- マスタリングエンジニア
Isle & Notes
- ボーカル
鈍色聴
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ファンタジー物語音楽ユニット "Isle & Notes"
1st Mini Album 「Heritage of Summer」リリース
—たとえ世界が忘れても、私は貴方を憶えているから。