のジャケット写真

星とたんぽぽ

  1. 星とたんぽぽ

詩:金子みすゞ 曲:時田直也
本当のものは何かということを語りかけてくれうようなメッセージとして心に響いてきます。肉眼で見るということが無いわたくしにとっても心の目を研ぎ澄ませるという感性を教えてくれる一曲です。この歌を歌うたびに「お前は今、何を見ているのか?」と語りかけられる思いがします。もっとも身近な人に理解されず、自ら命を絶たなければならなかった、金子みすゞの詩にこめられた深い悲しみが静かにひたひたと胸に迫ってきます。
クラシック・歌曲

時田直也

私にとって「風」は音楽です。   そして、「音楽」もまた風なのです。 < おまえが生まれてきてくれて嬉しかった > 生後半年で未熟児網膜症と診断され、 生まれた時からずっと見るという経験がありません。 阪神淡路大震災一ヶ月後に天に召された父が 亡くなる直前まで語り続けてくれたのは このことばでした。 「おまえが生まれてきてくれて嬉しかった」 生後6ヶ月、 父の腕の中でそよ風に吹かれ身体全身で 喜びをあらわした日のことを語りながら 必ず言ってくれたこの一言が わたしの心の深いところで響き渡っています。  「目が見えないことは不便ではありますが、決して不幸ではないのです。  今、生かされている喜びと輝きを歌い続けてゆきたい。  歌うことは希望を語ること。」 この思いを歌にのせて語ります。 コンサートは一期一会、 お一人おひとりとの出会いを大切に歌い続けてまいりたいと思います。 歌うことは希望を語ること 生きることは喜びも悲しみも共にわかちあうこと 風はおもいのままに吹く

星とたんぽぽ