

「慣れてしまえば、ひとりきりのワンルームなんてどうってことない」
「寂しさのデフォルト設定なんて、とっくに書き換えたから」
涙の水分はいつの間にか乾ききったし、愛想笑いのプログラミング(笑顔)だって完璧にこなせるけれど
街角のスピーカーが、ふいにあなたの好きだったあのイントロを流しだす
懐かしさに胸のタコメーターが狂いだす前に、私はイヤホンのノイズキャンセリングを最大にする
あの歌だけは、あのメロディだけは、どうしても私のタイムラインに侵入(ハック)させたくないの
どれだけ時間がスクロールして、痛みが過去のアーカイブに変わったとしても
あの歌が鳴り響いた瞬間に、私の完璧な平穏(システム)は一瞬でハッキングされてしまうから
思い出さないのが、私に残された最後のポーカーフェイス
お願いだから鳴り響かないで、私をあの日に引き戻さないで
「過ぎてしまえば、すべての地獄は綺麗な想い出に変わっていく」
それは消去(デリート)できないデータとして、私のルーツの底に沈んでいるけれど
胸の古傷が痛む回数は劇的に減ったし、夢のなかであなたとすれ違うバグだって、もう起きないのに
どれだけカレンダーをめくって、世界が新しい色に塗り替わったとしても
あの歌のカラーコードだけは、どうしても私のキャンバスに触れさせたくないんだよ
初めて二人で声を重ねて、そしてそれが最後になった、あの歪なデュエット(始まりと終わり)
あなたは今もあの曲のコード進行(メロディ)を、脳内のフォルダに覚えているかしら?
それとも、とっくにゴミ箱へ捨てて、新しい誰かと別の歌を歌っているのかしら?
考えるだけで胸の奥がミリバール単位で冷え込んでいくから
あの歌だけは、どうしても、どうしても私のイヤホンに流したくないの
ラジオから流れるヒットチャート
スキップボタンを押す指先が ほんの少しだけ震えていた
「もう平気」って呟いた私の嘘を
静寂(しじま)のノイズが 冷ややかに暴いていく
日常の初期設定(ひとり)は完璧なのに、たった一曲の音楽(トラウマ)に怯えているなんて!
懐かしくても、美しくても、あなたの好きなあの歌だけは、死んでも私の耳には届けないで
忘れたはずの体温が、メロディに乗って境界線を飛び越えてこようとするから
私は目を閉じて、静かにアンチ・プレイリストの鍵を閉めるの
あなたがいない明日へ、私の足音(リズム)だけで、真っ直ぐに歩き出すために
- 作詞者
Kine Lune
- 作曲者
Kine Lune
- プロデューサー
Kine Lune
- ボーカル
Kine Lune

Kine Lune の“デュエットコード”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
ディセプション
Kine Lune
- 2
デスティネーション
Kine Lune
- ⚫︎
デュエットコード
Kine Lune
- 4
テレパシック
Kine Lune
- 5
テンションゲージ
Kine Lune
アーティスト情報
Kine Lune
作詞、作曲を手掛けるアーティストプロデューサー ポップ&キャッチーなメロディー。言葉遊びで表現し、一聴しただけで思わず口ずさんでしまう歌で世代に圧倒的な支持を得ている。
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