玉響のジャケット写真

歌詞

玉響

凪 桜花

琥珀色の雪輪帯

紅葉色の髪留め

玉飾りを揺らして歩く

飴細工の余

金色の打ち掛け

袖を通し紅ひく

ゆかし をかし

うしろめたけれ

心地 扇隠す

など心懸かれるたび

儚かりし夢見る

聴色(ゆるしいろ) 侍らせ

空薫物燻らす

梅花の香 袖に宿して

心許ながれ

たが恋慕う君の

残り香に酔いしれる

瑠璃色 飾りの花菖蒲

細石の捻じ曲がる器

高価な水物の緋玉

宵闇 暁 夢見る

まやかし 彩(さい)の泡沫

浅葱色の羽織物

覆うように包めば

指を這わせ

契りを交わす

茶化して天邪鬼

廓の檻の中

ひとひらの寵愛よ

玲瓏なる音を刹那

淡し 希うたまゆら

  • 作詞者

    凪 桜花

  • 作曲者

    藍紗

玉響のジャケット写真

凪 桜花 の“玉響”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    玉響

    凪 桜花

江戸時代に存在していた、花魁になぞらえて描いた、凪桜花流ラブソング。

なんとなく良いなと思っても、
たとえその時は己を好いてもらえていると思っても、
そんな話は夢物語かもしれない。

結ばれることを願うことも、
手に入れることも恐れるほどの想いも、
今だけならと逢瀬のたびに水物の契りを交わす。

片思いなのか、両思いなのか。
それはお互いしか知らない。

歌詞は、日本語の美しさをできるだけ使いたくて、
少しだけ古語にお手伝いしてもらいました。

好きという形も、
愛という形も、
いろんな形があって良いと思うのです。

アーティスト情報

  • 凪 桜花

    神奈川県出身 1月7日生まれ ユダヤ系白系ロシア人の曽祖父の血を受け継ぐ日本人とのワンエイス。幼い頃より、オペラを歌う母の影響で、様々な楽曲を聴いて育った。 現在は生まれ持った体質を使い、様々な境遇の人々をカウンセリングをしながら未来をより良くするサポートをして口コミと紹介で評価を得る。 生まれた時から持つ不思議な能力を使い、浮世離れした独特の世界観と独自の視点で癒しの歌を奏でる。柔らかく透明感のある、伸びやかな歌声が特徴。

    アーティストページへ


    凪 桜花の他のリリース

feel at home Music

"