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DUSTY HUSKY 4th Album『DAAM』
タイトルはタイ語の「DAM」(意味は黒)を語源に、様々な角度での【黒さ】が詰まった状況を表すスラングである。
本作で新録された楽曲達は、全てコロナ渦以降に制作された。
様々な行動が制限された影響をモロに受け、自身としては4枚目にして初めて、全楽曲を日本で制作する事となる。旅を生業とし、様々な土地で見たもの・感じたものをそのままリリックに落とし込んできた彼にとって、それはネガティブなものとなるかと思いきや、足枷にすらなかなかった。日本にいながらも、フランス・コロンビア・ベネズエラ・南アフリカのアーティスト達と楽曲制作を行い、その楽曲たちは各国でリリースされ、マインドは常に世界を捉えて動き続けていたのである。
そんなDUSTY HUSKYの姿勢に共鳴するように、日本全国から屈指のビートメーカーが集結。
DLiP RECORDSからNAGMATIC・DJ LEX。さらに地元MOSS VILLAGEの新鋭MeS The Funkも参加。2nd Album以降絶大な信頼を寄せる福岡のDJ GQ、大阪からはENDRUN, 仙台からはMitsu The Beats、さらにはタイの現行シーンを底上げしている立役者であるNINOまでもが本作に合流。
客演では、DLiP RECORDSからSHEEF THE 3RD(BLAHRMY)とNASTY K(DIRTY JOINT)が合流。
さらにDJ BUNTAは全編を通してバチバチのGed Downで仕事を魅せ、"兎to亀"でのZASSYCHEEが最高のScratchを効かす。そして、神戸からBOIL RHYME/BNKR街道のTRASH、自身が2022年の股旅道中で最もクラったと言う長野WINTOWNからBOMB WALKER、さらには2019年タイ最大級のHIPHOPフェスでステージを分け合ったP9Dといった豪華なメンツが参加。
アルバムタイトルが意味する「黒い」は、決して暗い未来を指すものではない。
理不尽な状況に対する不安や苛立ちを全て真っ黒く染め上げ、己の音楽へ昇華する。
本作の締めくくりと言える"ガッペレス"での彼のシャウトは、コロナによって浮き彫りになった分断の社会に、普遍的かつ揺るがない一つの答えを示している。
現在、日本のHIP HOPシーンにおいて、 レコードのリリース数が日本有数のインディペンデント・レーベル、DLiP RECORDSの発起人の一人。 2010年からこれまでDINARY DFLTA FORCEとして3枚のアルバム、 ソロとしては、1st『DhUuSsTkYy』・2nd『WHY NOT』・3rd『股旅』・4th『DAAM』と4枚のアルバム全てをレコードで発売。 2021年にはイギリスの老舗レーベル「Chopped Herring Records」からレコードが発売され世界デビューを果たす。 2018年から2年間タイを拠点に置いた事を皮切りに、 「股旅」と名付けた日本にとどまらずアジアを中心にLIVE活動を展開している。 直近では2024年、Blooklyn出身のMC、CJ FLY(PRO ERA)との7インチレコードを発売し、大阪/台湾/東京でLIVEツアーを成功させた。 上記を見て分かる通り、生粋のバイナルジャンキーであり、DJとしてもこれまでに9作品のMIXをリリース。 さらにyoutube ch「McGuffin」での「開店前のユニオンでディグ」での豊富な知識に裏打ちされたトークが話題を集め、 90年代から今も続くストリートマガジン「Ollie magazine」では各地で掘り起こしたレコードを紹介する「股旅」というシリーズを連載するなど、 各方面でレコードへの愛を発信している。 流行り廃りとは全く別の軸から、自らの足でその匂いを嗅ぎ分け、人間本来の直感で動いていく。 その姿は、日本のシーンにおいても唯一無二の存在感を築いている。
DLiP RECORDS