歌詞

今宵も音楽に浸っても

またね

22:00のわたし

シンデレラみたい

口をしめらすペリエ

半分くらい残して

ここで今日が終わってゆくのでしょう

きっとわたしは知っている

明日もこのままで迎えるの

ああ普通の日々

つまんない

もっと「次」を知ってみたい

空の向こう側まで

きっと誰も

知らない日々を

そうやって思って

でもここにいられない

憧れの街

ハイヒール脱いで走る

子どもみたいな夜

次に

ここを訪れるその夜には

あとすこし

もうすこし

背伸びの予感

レースばっかのクローゼット

バレエシューズを取り出して

リボンほどくと少女病になる

胸にしまった

子どもの夢みたいって

破ってしまった

懐かしい感傷は

はやく埋めてみてしまいたい

二度とここには戻らない

いらないものみたいなの

ねえやめて

子どものわたし

そこでいまも覗いている

昏い表情(かお)の少女が

「それでいいの」って

問いかける

「いいの」って笑って

もうここにいられない

長すぎた夢

ハイヒール履いて走る

大人みたいな夜

きっと

あの日知ってしまった音楽から

逃げられない

ああ

音が鳴る

憧れの街

階段あがる23:00前

もう振り返らない

戻らない

戻れない

少女じゃないって願うほどに

もうすこし

あとすこし

背伸びの夜