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「オリオンの約束」——分かたれた魂がふたたび響き合い、ひとつへ還ってゆく星々の叙事詩。
「オリオンの約束」は、光と闇という二極の体験を経て、本来の源へと還っていく魂の旅を描いた、静かで深い物語性をもつ楽曲です。名もなき空に生まれたふたつの光は、それぞれ夢と力を選び、やがて願いのすれ違いから争いを生み出します。しかしその戦いも、意味を失ったときに静かに終わりを迎え、心の奥に残された記憶がふたたび呼び覚まされていきます。
歌の中では、「正義のもとにツルギを掲げ」「恐れのもとにタテで護る」といった対立の象徴が描かれながらも、それは単なる敵対ではなく、深い祈りと理解への過程として表現されていきます。そして「違うままでも 似ていても」「重なる願いが 音になり歌になり」という言葉が示すように、ふたつの魂は、同じ源を思い出しながら、美しさを増してひとつへと還っていくのです。
タイトルの「オリオンの約束」には、もともと離れていたのではなく、思い出すことで再びひとつになれるという静かな確信が込められており、冒頭と終章で響く「Orion’s Promise」という言葉が、その誓いの美しさと永遠性を印象づけます。
この楽曲は、分離や葛藤を経験している人、過去の傷を抱えながらも歩もうとしている人にとって、心の奥に響く癒しと統合のメッセージとなるでしょう。「オリオンの約束」は、魂の記憶にそっと触れ、私たちが“違いのままにひとつである”という真実をやさしく思い出させてくれる歌です。