ivryのジャケット写真

歌詞

sweet spider skit

iroiro

最愛の果て

鈍い重力に絡み合う手

あなたは隣で眠りつくようで

わたしは息を切る

響く銃声

全ての意味はあなたのためなので

酷く明快な日々だけが繰り返して

2階の深海で自分を待つ影をみて

揺れ守る心が蝋のようにまた溶けてきて

崩れて 冷たい夢

あなたの声で戻り開く目

あなたが隣で眠りつくまで

わたしは息を吸う

消える銃声

昨日は蜘蛛がいて 足は折れていて

ふたつしか開いていない瞳はただひとつをみて

香る粘着性 その糸を手繰って

儚くて惨めで美しい星をつくって

光って 照らされて

それをみてひとりで泣いていて

あなたは涙の間で流れて

わたしはそれをみて共に泣いていて

例えば陽が昇り沈む感動や

真っ直ぐに紡がれる妄想が

セーヌ川の踊る氷のように

綺麗に保存されているのなら

今を気にすることもなく

あなたの期待に応えていくね

あなたは光と咲く薔薇になって

わたしは土にキス

返す生命

その夜がきて

星の霞む中で

最愛の果て

鈍い重力に絡み合う手

あなたは隣で眠りつくようで

わたしは息を切る

響く銃声

  • 作詞者

    iroiro

  • 作曲者

    iroiro, retz

  • プロデューサー

    retz

  • レコーディングエンジニア

    iroiro

  • ミキシングエンジニア

    iroiro

  • マスタリングエンジニア

    iroiro

  • ラップ

    iroiro

ivryのジャケット写真

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5色目の「ivry(アイボリー)」、4枚目のEPとして2025年6月15日にリリース。

iroiroは世田谷出身/24歳のラッパー、名前の由来となる色を用いながらアイデンティティを探求。
ピンク→パープル→シルバー→グレーと変遷して本作、回想と出発の心をアイボリーの色で音像化。

トラックは1stアルバム:slvrで共に制作した、カナダのプロデューサーであるretzがデザイン。
アートワークは3rdEP:grayに引き続き、iroiroの同居人である現代芸術家のsokyonと、グラフィックデザイナーの愛と生活によって描出。
その他のミックスやマスタリングを含めたプロダクションは、iroiroによって実行。

また、本作の ivory sandglass 1 / ivory sandglass 2 は、同じく同居人である小説家の石川奨之と共に着想。
同じテーマで綴られる彼の小説は、公開に向けて執筆中。

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