Lyric

曇っていく顔　泥が溶ける

雨の行き先　花が溺れている

嫌な寒気に　細めた瞳に

雨宿りする　鳥の影

「泣けないから」と傘を捨てた

「手はつながない　汚れたくないから」と

寂しがり屋の君が囁いた　言葉と供に雨は去り

太陽が見えたよ　黒い雲の隙間

柔らかい光が　濡れた道を照らす

君はただ遠くの空　見つめて立っていた

陽が射していても　心はまだ冷えている

どうにかしたい　雨はもう止んでいる

心の奥に立ち込める雨雲を

全て吹き飛ばす答えがある

太陽が見えたよ　深い胸の内に

離れる勇気を　手にした僕の鳥が

短い羽根広げて　飛び立っていく

今日　優しい君から飛び立っていこう