歌詞

呼吸の足し算で　こだましながら

遠くの岸辺へと泳いでいった

陽炎のマントに　心打たれていた

ホラ吹きの法則も知らずに

近道の耳にして　ろくろ首の魔女に

道しるべのありかを問いかけてみる

チョウチョの可愛らしさを　語ってるだけで

イモムシについて何も分からなかった

それから　約50年の月日が流れ　潮風で目が痛んだ

湿った土と花を眺めて　幼稚園の泥遊び

思い出していた　追いかけっこしながら

いつしか　約60年の月日が流れ　歯茎の血が止まった

誰かの祝福を期待することもなく　独り気まぐれの出口で

喜びに浸っていた　追いかけっこしながら