Lyric

汗ばんだTシャツが　肌に張りついて

置き去りの心が　僕の背中叩いた

この夜が目を覚ます前に

伝えなきゃいけない言葉があるんだ

高架下　光の粒が　自転車の影を追う

立ち漕ぎで坂を越えたら

サドルがちょっとだけ　痛くて笑った

君がいる世界は　ぜんぶ残したい

一秒だって　こぼさずに

はじけそうなこの気持ち

名前も知らないままだけど

君のいる世界に

僕は咲いていたい

海沿いの公園で　貸しボートに揺られた日

君が語った“未来”が

今も胸のポケットで揺れてる

小走りで飛び出した朝

制服の袖が揺れてる

見たことのない花がきっと

信号の向こうに咲いている

君がいる世界は　ぜんぶ守りたい

夕立さえも　味方にして

走り出したこの気持ち

名前をつけるなら「青春」

君のいる世界に

僕は生きていたい