電車から見えた街は
偽物みたいな灰色で
時間が止まったような
そんな気がして怖かった
重たい空が 涙をこぼす
5月の空は 私みたい
汚れた道路に 染み込んだのは
黒いため息と涙
綺麗な色で咲いてたつもり
色褪せてゆく
変われないまま 過ぎてく日々を
眺めているだけ
冷たい風が 体を冷やす
鋭い風は 言葉みたい
震えた声で 叫んでみても
誰も気づいてはくれない
綺麗な声で歌ったつもり
錆びついてゆく
踏み出せないまま 崩れた足元を
見ているだけ
綺麗な色で咲いてたつもり
色褪せてゆく
花びらのように 舞っていたのは
灰色の埃
真っ白だったはずの花びら
朽ち果ててゆく
銀色のように 見えていたのは
灰色 灰色
無機質な街が 私を責める
憂鬱な空が 私を責める
止まったままの私に静かに
灰色の埃が積もる
- 作詞
micoppy
- 作曲
micoppy
micoppy の“ビニールの花”を
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ストリーミング / ダウンロード
2019年8月3日 大阪心斎橋にあるLive&Kitchen歌う魚にて
開催したレコ発ライブより販売開始。
micoppy初となる 1stE.P.『一輪の私と』には活動初期からの
楽曲を3曲収録。
アーティスト情報
micoppy
ボタニカル系シンガーソングライター/ハンドメイド作家 私から見える色褪せた美しい世界を歌に、形に。深い眠り落ちていつか、花になり枯れるまで続いてゆく、私は女の子。
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