松若丸生写梅若・墨田之斑女其言種むせび読売のジャケット写真

松若丸生写梅若・墨田之斑女其言種むせび読売

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inspired by 仮名草子 / 人形浄瑠璃(文楽) 「本朝斑女(ほんちょうはんじょ)」(1741)
為永太郎兵衛


松若丸生写梅若・墨田之斑女其言種むせび読売


あらすじ

タイトル: 本朝斑女(ほんちょうはんじょ)、本朝斑女䈉(ほんちょうはんじょのおうぎ)
特徴: 江戸時代の刊本。斑女(班女)の故事を日本で翻案した物語。
内容: 松若との逢瀬を願う内容や、扇(おうぎ)が重要なアイテムとして扱われる。

時代・舞台背景
時代(成立・初演): 江戸時代中期。寛保元年(1741年)3月4日、大坂の豊竹座にて初演。

作者: 為永太郎兵衛(ためなが たろべえ)

作品の背景: 能の名作である『班女(はんじょ)』(遊女・花子と吉田少将の悲恋)と、『隅田川』(人攫いに遭い非業の死を遂げた梅若丸と、子を探して狂乱する母の悲劇)という2つの伝説(梅若伝説)を融合させた、お家騒動と悲劇の物語です。

あらすじ
主人公の貴公子・吉田少将は重い病(物狂い・人事不省)に伏せっていました。しかし、朝廷から下賜された「御りんし(御綸旨=天皇の言葉・御守り)」を額に当てた途端、むくむくと起き上がり、たちまち正気を取り戻します。
少将は、愛する花子(斑女)や、行方知れずとなっている我が子・梅若丸を深く恋い慕っていました。
一方、家臣の源五と豆蔵が梅若丸の行方を追って「隅田村」へ向かいましたが、夜になっても何の知らせもありません。周囲が不審に思って夕暮れの景色を眺めていると、柳の陰から突然「父上、母上」と呼ぶ声がします。
両親(少将と花子)への恋しさのあまり、梅若丸が幽霊となってふたたび姿を現したのでした。

幽霊か、我が子か:松若丸との奇跡の再会
夜の隅田村の川辺にて。死んだはずの我が子と同じ姿をした影が柳の陰から現れ、幽霊かと驚きすがりつく両親。しかしそれは、梅若丸の弟である「松若丸」であったという、感動的な再会シーンです。


柳の陰から現れる影と両親の驚き: 「夜に入まで隅田村へ向ィし源五・豆蔵。両人がしらせなきはふしんくと夕間暮。柳の陰より申、父上・母上と。種こはねに三人ははつと驚き。梅若が父母恋しと思ひの余り。ふたゝび此途へ形を顕し出たるかと。すがり付く歎給へは」


幽霊ではないという告白: 「是申。私は幽霊ではござりませぬ。ャァそれでも物いひかつかう。梅若丸に生きうつしと。夜かけにすかし」


斑女の気づきと再会の喜び: 「みだい所。斑女御前は手を打て。、是が尋る我子の松若じやはいなあと。いぶに御夫婦二度びつくり。」


松若丸の家出の理由と経木: 「白装束は聞へしが何としてさつきにから。それと名乗て出やらなんだと。尋給へは松若君。げさ程より此川上で。経木千枚に水たむけ。たつた今此所へ帰りました。ャァ然らは今朝此少将が手に入し。梅若ぼだいと記たる。経木は松若そちが手跡で有たか。」


登場人物
吉田少将(よしだのしょうしょう): 物語の中心人物である貴公子。病(物狂い)に伏せっていたが、御綸旨の力で奇跡的に本心(正気)を取り戻す。

花子(はなこ)/斑女(はんじょ): 遊女であり少将の愛する女性。梅若丸の母。

梅若(うめわか)/梅若丸: 少将と花子の子。非業の死を遂げ、終盤に隅田村の柳の陰から幽霊となって姿を現す。

源五(げんご): 梅若丸の行方を追って隅田村へ向かった家臣。

豆蔵(まめぞう): 源五と共に隅田村へ向かった供の者。

実際の台本のセリフから抜粋


其言種を人に教の年代記。
二人 つれたる読売の

斑女といへる
扇をもつて
顔の中に引こもり
人に面を合さず。

斑女は抜身
手に持ながら
むせび入り。

斑女御前は手を打て。
『是が尋る
我子の松若じやはいなあ』

斑女さんに誓文を立たによつて
廻り合ても詞をかはす事さへならぬ。
心の内のがなしさを
推量してたべか様っと。
橋のらんかに身を打かけ
こぼす涙は苫舟に雨をふらせるごとく也

一睡の夢と
三島の里にさへ。
隠れへかねたる。
無常をしめす。
ひがん桜やぶげんざう。
妙なる御手の糸桜むすび

墨染桜そでざくら

頃日世上にいひふらす
豊蔵いなりの霊験とて。

指下駄挽げた二つばくり馬。
思ひくに買求め。
皆 家路に立かへる

川の面にむれるるかもめ。
ながる、経木をひつくはへ
飛かふはづみに。
ひらくと舟へおとせば。

其言種を人に教の年代記。
二人 つれたる読売の

斑女といへる
扇をもつて
顔の中に引こもり
人に面を合さず。

斑女は抜身
手に持ながら
むせび入り。

斑女御前は手を打て。
是が尋る
我子の松若じやはいなあ』

斑女さんに誓文を立たによつて
廻り合ても詞をかはす事さへならぬ。

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