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歌詞

青年

modern-times

小さな部屋の片隅で

細く、長く、息をしながら暮らしている。

「あの子は何を思っているのか?」

そんなことを思って、過ごしている。

さよならはいつもすぐそばで

控えて、待っている気がしてならないな。

遠くまで続くあの電車の音だけが響いている。

ひとりの部屋に。

枯れた花を愛でるように

毎日の生活を全部大切にしないから。

失うことばかりが増えて、

今では何を失くしたかも忘れたな。

伝わらない思いだけが増えてきたな。

時間が足りない毎日が増えてきたな。

音も無く迫るこの焦燥が

いつの日か無くなった日から知っていたんだ。

単純だけど、割と幸せ。

悲しみも明日の後悔も全部含めて。

傷つくことも傷つけることも

何も出来なくなっても、構わないな。

小さな部屋の片隅で

細く、長く、息をしながら暮らしている。

透明な息を一つ吐いて、

あの子は何をしてんのか?って考える。

さよならはいつもすぐそばで

控えて待っている気がしてならないな。

何を考えても全部ムダになるしかないと思って、

彼は笑う。

純粋な目で、笑いかけて。

さよならもなにもかも全部後回しにして。

傷つけることを恐れた日々も

すべて後に笑えるようになるのかな?

単純だけど、割と幸せ。

何もない日々も全部好きになれたら。

「今が全部」そう思っていたいね。

失う恐さを忘れる愚か者に。

すべて、捨てる。人は離れていく。

セツナに流れる日々を過ごしましょう。

単純だけど、それでいいかな?

戸惑うそんな君も全部受け入れろ。

小さな部屋の片隅で

細く、長く、息をしながら暮らしている。

「あの子は何を思っているのか?」

そんなことを思って、過ごしている。

  • 作詞

    ワタナベタカヒロ

  • 作曲

    ワタナベタカヒロ

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modern-times4枚目のアルバム。録りたい音と作りたい音、聴きたい音楽を考え続けます。

アーティスト情報

Nouvelle Vague

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