世界中が夏に焦がれてても君の優しさは覚えてる
たとえ冬が終わらなくてもそれはそれで構わないし
冷たい雨が降ってきたらびしょ濡れになって海へゆこう
そのまま夜を待って寄り添って寝てしまおう
それからのことは正直ほらあんまり覚えてはいないけれど
結局二人はずっとひどく幸せだったって分かるだろう
流れ着いたラジオの音だけがなり響いていた海岸で
溶けた体の芯でお互いを確かめた
いつまでたっても僕らは心配性で
明日のことだけ考えて生きるけど
アイワナビーとロックンロールに憧れて
転がるように明日へと逃げたのさ
いつの間にか世界が終わっても君の優しさを覚えてる
たとえ明日が来なくたってそれはそれでかまわないし
暗闇さえ見えない果ての果てでもう一度だけ笑い合いたいな
そのまま全部なくなって漂ってしまいたいな
いつまでたっても僕らは無関心で
明日のことさえ考えずに生きるけど
アイワナビーとロックンロールに急かされて
転がるように明日へと逃げたのさ
退屈な頭の中でだけ鳴り響いている音と歌詞を
君に伝えたくなって無茶苦茶なことばかり言ったけど
本当は全部どうでもよくて歌いたいことも大してなくて
それでも憧れだけがあって全く嫌になるな
- 作詞
小林唯
- 作曲
小林唯
小林唯 の“心配性”を
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小林唯名義3枚目のミニアルバム。
最新作「兄弟」を含む、時間の流れに視点を向けた新旧さまざまな楽曲が収められている。
時間は誰に対しても平等であるが、それゆえについてこれない人にも容赦がない。
落伍者たちはその道の途中で美しい景色を見ることができるのか。いつだって、答えは風の中なのだ。
アーティスト情報
小林唯
10代後半から作詞作曲をはじめ、20代30代前半はバンドをメインに活動する。 「The Sicks」「Two pills on the beach」「the lastwaltz」「the Syda」「エブリデーサンデーズ」などのバンドを組んでは解散、最終的に「marebito」という名前でメンバーを固定せず活動する。 2021年「yuglet waltz」という名前のバンドも結成し、様々な形で音楽活動を行う。 幼い頃に母が聞いていたフォークソング、高校の時に聞いていた日本語のパンクやギターロック、好きだった小説などの表現を吸収し、自分なりの世界を作り歌っている。情緒的なものが好きで、歌詞やメロディもだいたいそんな感じ。
小林唯の他のリリース
無所属