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いずれ消えてなくなるその叙情と、街にのこるだれかのやさしさと…日本の歌最前線、前野健太の3作目は、キャッチーに突き抜けた2011年のロック・シンガーソングライター・アルバム。前作『さみしいだけ』から2年、主演映画『ライブテープ』から1年、人気急上昇する中リリースされた今作は、前作でも聴かれたひとり多重録音サウンドを基本形として、街や若者を題材にした現代を鋭く切り取る目線にはさらに磨きがかかり、生きることの儚さを歌とメロディに希望を交えて落とし込んだ最新のフォーク・ソング全11曲。そこに、前野健太とDavid
Bowieたちとしてライブ活動を展開する精鋭メンバー(サカナのpop鈴木、ゲラーズの大久保日向、NRQの吉田悠樹)が「石」「新しい朝」「コーヒーブルース」というココぞの3曲で参加。さらに横浜のシンガーソングライター、三輪二郎がアルバム・タイトル曲「ファックミー」にて奇跡のギター・ソロを披露した、初期三部作の中でもっともポップにキャッチーにロックンロールする傑作。
シンガーソングライター、俳優。 1979年2月6日生まれ、埼玉県入間市出身。2007年『ロマンスカー』によりデビュー。ライヴ活動を精力的に行い、「FUJI ROCK FESTIVAL」「SUMMER SONIC」など音楽フェスへの出演を重ねる。俳優活動においては、主演映画『ライブテープ』が第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞。NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』他、TVドラマ、CM、映画、舞台に出演。エッセイ集『百年後』を刊行するなど、文筆活動にもファンが多く、他アーティストへの楽曲・歌詞提供も行う。
romance records