光が差し込んでいた
引き寄せられた気がした
影を落としていなかった
見えなくなってやっと
それが明滅している
見え透いた嘘に気づいていた
痛みを愛で塞いでいる
でも決まっていたことなんてさ
届かないね、貴方が遠い
貴方が遠い、貴方が遠いんだ
ねえ、背を向けて泣かないで
ねえ、此処に居るから
暖かい光なら、まだ、見えているから
遺った影が消えないのは
秘密が溶けたから
微睡む夜の片隅で
肩を竦めて瞼を閉じている
流した涙の跡が痛そうだ
このままでいて
強くならなくて良い
生きている時間を
置いたまま転んでも
待っているよ、僕だけが夏に残された
歩いていても着いてくる
残った影が、まだ、揺れているから
暖かい光なら、まだ、見えているから
遺った影が消えないのは
春が降る頃は、まだ、泣かないって決めてたから
遺った影に、涙を落として
そこに光が差すんだ
- 作詞
淡甘
- 作曲
淡甘
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春が降る (feat. モエカ & Ryo)
終日柄
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残像 (Acoustic ver.)
終日柄
終日柄1st full album『雨の水葬』に収録された楽曲「春が降る」のシングルリリース。コーラスに、"不眠旅行"というバンドからモエカと、Ryoを迎えてのフィーチャリング楽曲となっている。そしてこのシングルには、「春が降る」のアンサーソングである「残像」を淡甘の弾き語り音源が収録され、両A面リリースとなっている。
アーティスト情報
終日柄
SNSを中心に、関西/東京で活動を行っているアートバンド終日柄。楽曲制作に留まらず、Music Video、ジャケット、グッズ等のデザインや、ライブ空間演出等、様々なアートの分野でセルフプロデュースを行っている。 「終日柄」の読みは、「ひねもすがら」。“朝から夕までの一日中”という意味を持ち、一日の終わりに考える、思考の中身を描いている。 電車の中や、部屋の空気、雨と共に落ち込んでいく気分、ため息。儚くも、柔らかくもあり、だけど刺激的でもあり。 人間の思考、感情の琴線に触れるような。
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