めぐるうたのジャケット写真

歌詞

青春のヒビ 〜至ってる〜

WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

見過ごせばただ流れたロクでもない日々

洗濯しても落ちそうもない染み

頬赤らむ青い春のヒビ

振り返ってみれば紛れもない事実

今更フタしたってどうしようもない

今の俺が見たら幼稚でしょうもない

けどさ人生はそう二度もない

だから精一杯 楽しもうじゃない

多感な10代 溜まった悪友

世間の言うルール 敢えて逆流(Fuck you!)

コンパスの針に想いを託す

彼女のイニシャル 腕に刻む

友達招く部屋にはブラックライト

他人と差つけて保ったMy Mind

これが個性さ 未知の可能性

今日も全力 履き違えてこうぜ!

さあ皆一緒に 俺もお前も

至ってる! 至ってる!

今もなお これからも

至ってる!

あの駅前の偉そうなジジイ

口うるせぇ近所のババアも同じ

昔だって当たり前のように至ってた

至って普通の感覚で至ってた

燃やした陰毛に根性焼き

息子娘には見せれん様な写真

時代は巡り今日も絶好調さ

バイト中 潜り込む冷蔵庫

したらソッコーUpするSNS

友達の注目集める為

これでたくさん笑おうぜ仲間内

…のはずが拡散 晒され浴びた辛口

胸にしまえた過去の記憶

今や一生消えない過去の記録

学んだ言葉は「自己責任」。。

それじゃいつかの君と俺にSingin'

さあ皆一緒に 俺もお前も

至ってる! 至ってる!

今もなお これからも

至ってる! 至ってる!

  • 作詞

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 作曲

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

めぐるうたのジャケット写真

WATT a.k.a. ヨッテルブッテル の“青春のヒビ 〜至ってる〜”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • 1

    めぐるうた Intro

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 2

    相槌

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 3

    New Verse

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 4

    TSUMAMI (feat. HI-KING TAKASE & GAPPER)

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 5

    Sagami-Ono Sta. (2020)

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 6

    いつかの二人 (feat. BOO)

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 7

    Act Like You Drunk

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • ⚫︎

    青春のヒビ 〜至ってる〜

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

    E
  • 9

    DARE (feat. HUNGER & ポチョムキン)

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 10

    想巡

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 11

    また遊ぼう

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 12

    IVANterlude

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 13

    調子どう?

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

  • 14

    Born Again

    WATT a.k.a. ヨッテルブッテル

WATTとの出会いは恐らく2006年辺り。
彼は当時2MCの「韻部」として活動しており、
「Mu-Sick」なるそれはもう筆者にとっては相当なクラシックを作り出した天賦の才持つ若者だった。

そんな彼のNew Album「めぐるうた」が2021年に到着。
2015年の前作「栞」を更に凌駕する彼の突出したBeat,Rap,Melodyセンスが多分に収められている。
14曲それぞれが無限に輝きつつ、着地点は1つのテーマで繋がるアルバムだ。

これまで積み上げてきた彼のキャリアも大いに語りたいところだが、
ここでは飽くまで本作に絞り、その突出したセンスをひとつまみしてみよう。

「相槌」でのDilla,Commonへの敬愛で見せる根っから一途なB-Boyイズム、
どこまででも突き抜ける堪らない爽快感にBOO氏の歌声でその力を増す「いつかの二人」、
既出シングルで十八番と言えよう本作屈指のバンギンチューン「DARE (feat. HUNGER & ポチョムキン)」、
同じく既出シングル、HipHopブルースとでも呼びたくなってしまう気だるいトラックに哀愁漂うサビが印象的な「また遊ぼう」、
ラストチューンに相応しいホーン・メロディ・リリックが狂おしい三つ巴の様相を見せ、ふと頬を濡らすであろう「Born Again」。

日毎夜毎、己のBeatとリリックに一喜一憂し、
クラブで気の知れた仲間たちと乾杯を繰り返し朝を迎え、
愛しい我が子の笑顔に万感の思いを馳せる。
等身大のWATTのストリートライフが十二分に伝播される作品だ。

R&Bには「変わりゆく、変わらないもの」なんて言葉があったりするのだけど、
WATTは今作でHipHopを「輪廻」と提唱して魅せた。
寄せては返す波の音。
出会いと別れ。
家族の死があり、家族の新たな生命を授かる。
Beatを切り刻み、新たなLoopを創作する。
自分とはいかに?
自問自答の繰り返し。

数を積み重ね、時を経たからこそ自然で無垢に吐露された「めぐるうた」。
ああ、僕も君も至ったもんだ、ねぇWATT??

(Text by RYJZ1)

アーティスト情報

牛山企画

"