

高架を抜ければ海が近づいて
濡れたアスファルトが光を返す
助手席の君は行き先も聞かず
細い指先で窓を少し開ける
帰る場所なら知っているのに
今夜だけは遠くへ行きたい
湾岸を滑るテールランプ追って
言えない想いを速度に変える
近づくほどに危うくなるのに
離れる理由を誰も選べない
橋を渡るころラジオが途切れて
短い沈黙が妙に心地いい
信号待ちでは目も合わせないで
青に変わるまで横顔を見てた
正しい答えを探すよりも
君の隣なら迷っていたい
街明かりだけがふたりを照らして
曖昧な距離を綺麗に見せる
明日のことなど決められないまま
海沿いのカーブを何度も曲がる
引き返せる場所は過ぎたけれど
それでも今はアクセルを緩めない
朝焼けの前にこの道を降りて
何もなかった顔で戻るとしても
ハンドル越しに触れた温度だけ
消せないままで季節を越えてゆく
- 作詞者
Tokyo Groove Station
- 作曲者
Tokyo Groove Station
- プロデューサー
Tokyo Groove Station
- ボーカル
Tokyo Groove Station

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