Lyric

音階並べ、て。スペル、ミスって。

妖精力学、滑る水辺。

放課後都市伝説。気紛れな蝉時雨。

今にも誰かにこわされそうなゆうぐれのなかで。

ひそひそ話に悪意の花が咲く。

帰りに本屋に寄ったら売ってるデスゲームカードデッキ。

一枚ひっくり返して無効化する今日あなたに抱いた感情日記。

全部、嘘になったらいいのにな。

（わかってるって。）

ABCからゼロまでおしえてよ。

狂ったピアノで崩れるくらい。

だれも踊れないミュージックだけを再生中。

君の耳たぶを滑り落ちるように

願って作る音にいみがないと、

大人になってみてきがついてもさ。

知らないふりをしてくれよ。

ぼくにだれも話しかけないで。

おねがいだから、おねがいだからもうほっといて。

ひらいては、とじて、繰り返すボードレール。

棒読みの本とゲーム。秒読みのガードレール。

ぶつかる寸前、不満を散らすみたいに、

僕は空に真っ赤な血飛沫をあげる、そんな夢を見たんだ。

「そんな夢を見た。」から始まる小説。

絡まりだす小節をつぎはぎして、

次の一手、次の一手、「次はない」って打っていく。

盤面に無いと困るナイト、暗い世迷言ばかり言っては剣を握らないの。

帰りに本屋に寄ったら売ってるデスゲームカードデッキ。

一枚ひっくり返して無効化する今日あなたに抱いた感情日記。

全部、嘘になったらいいのにな。

（わかってるって。）

ABCからゼロまでおしえてよ。

狂ったピアノで崩れるくらい。

だれも踊れないミュージックだけを再生中。

君の耳たぶを滑り落ちるように

願って作る音にいみがないと、

大人になってみてきがついてもさ。

知らないふりをしてくれよ。

ぼくにだれも話しかけないで。

おねがいだから、おねがいだからもうほっといて。