

閉店後の喫茶店
椅子を重ねる音だけ残る
窓際の席に 触れた指先
まだぬくもりが消えずにいた
君の好きだった甘い珈琲
冷めた香りが夜をほどいていく
改札の灯り 淡くにじんで
始発を待つ影がひとつ
渡せなかった言葉はポケットの中
行き場をなくして冷たいまま
昨夜の雨がアスファルトに
小さな空を映している
呼べば振り向く気がして
名前だけ飲み込んだ
遠ざかる背中を 人は季節と呼ぶのだろう
さよならも言えないまま 朝が来る
線路沿いの風が 春を運んでくる
僕だけを残して
ドアのガラスに
眠そうな横顔が 一瞬映った
まだそこにいる気がして
足だけが動かなかった
白みはじめた空の下
列車の灯りがゆっくり離れていく
呼べば振り向く気がして
名前だけ飲み込んだ
追いかけなかった後悔が
胸の奥でそっと息をする
失くしたものの形だけが
やさしさに変わっていく
遠ざかる背中を 今は見送れる気がする
この痛みもきっと 意味になる
線路の先に 新しい朝が待っている
小さく息を吸って
始発のベルが鳴る
街が目を覚ます
振り向かず 歩き出す
春のホームで
- 作詞者
Alexsophie
- 作曲者
Alexsophie
- プロデューサー
Alexsophie
- ソングライター
Alexsophie
- プログラミング
Alexsophie

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始発のホームで
Alexsophie
夜明け前のホーム。
始発のドアが開く音だけが響いている。
追いかけなかった背中と、
言えなかった一言を抱えたまま、
僕は動かない。
列車の灯りが遠ざかり、
空だけが少しずつ白んでいく。
これは、
別れの歌ではなく、
「やっと大人になる朝」の歌。
Alexsophie が描く
静かな旅立ちのバラード。
アーティスト情報
Alexsophie
私はソングライティング・アーティストとして、自身のビジョンと言葉を起点に楽曲を設計しています。 制作ではAIを編曲や音像設計を拡張するための制作ツール(楽器)として活用し、最終的な表現と判断はすべて自ら行っています。 Alexsophie名義で、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなど主要音楽配信プラットフォームに作品をリリース。 YouTubeでは楽曲作品を、Instagramでは制作過程や作品世界を発信しています。 アーティスト名は、愛犬Alexと愛猫Sophieに由来します。 人間の感性とテクノロジーの可能性を融合させ、静かな余韻と物語性を大切にした楽曲制作を行っています。
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A&S Studio



