歌詞

路は海から来て街を横切り

西の山裾へ連なるけど

風荒ぶこの場所で

前には進めない

とおせんぼ

汽車は陽に焼けた乗客を乗せ

北の我が家へと辿り着くのか

時計の無いこの駅は

ダイアも解らない

とおせんぼ

色とりどりの花咲く

とても静かな暖かいここで

とおせんぼ

夢はどこからか囁き掛けて

事の行方を占うのだろう

昼だけのこの家に

眠る人は居ない

とおせんぼ

星は蒼褪めた乗客を乗せ

最果ての虚空を巡り続ける

いま過ぎた天の河

住所が判らない

とおせんぼ

知らない文字で溢れる

とても静かな暖かいここで

とおせんぼ