つめたい水の底で 繰り返し名前を呼んでは
何もわからないまま その姿を夢見た
色のないこの街で 君のかけらを集めるんだ
雨はまだ止まないね 雨はまだ止まないね
心地よい音が落ちるたび
僕は小さいからだをぴょんと跳ねさせて
幽霊になったたいせつを
壊れないようにそっとそっと悼んでた
かんかんかん、と鳴り響いてる
踏切 踏切の
爛々々と光るランプを
眺めてた 眺めてた
日に焼けた日記帳 めくればそこに君の名残
封じ込めた花びら オーニソガラムの毒
真っ白な昼過ぎに ひとり眠って空を飛んだ
それでも寂しかったよ ふたたび目を閉じた
気味の悪い影が嗤うたび
僕はか細いからだをぎゅっと縮ませて
もう二度と置いて逝かないで、
おまじないのようにずっとずっと唱えてた
ざあざあざあ、と降り続いてる
五月雨 五月雨と
散々々だと言いたそうな
背中だ 背中だった
かんかんかん、と鳴り響いてる
踏切 踏切の
爛々々と光るランプを
眺めて
「やっと、思い出した。」
やがて灰色になる
やがて灰色になる
やがて灰色になる
やがて灰色になる君をさ、抱きしめたまま
僕は白く解けてゆく
- 作詞
混乱ねむり
- 作曲
混乱ねむり
日あさ寝 の“やがて灰色になる”を
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