Lyric
Never Lose Flowers
Sealily, Akagi Mino
吸い込まれるように咲いた
失せざる花よ
晴れでも雨でもない暁降ち
なんて不恰好で不細工な
花びらなのでしょうか
緋色でも茜でもない朱殷
なぜ徒恋を繰り返す
必要があったのでしょうか
まるで艶あでやかに残るための選択が
存在しえないというように
でもこれが
時分の花
どうぞ、微笑みかけて
紺青の寒空に舞い散る
山茶花の花よ
快でも不快でもない空風
なんと人のために生きる困難が
幸せなのでしょうか
純白でも潔白でもない真白
なぜ徒花で終わらせる
必要があったのでしょうか
まるで美しく生きるための選択が
存在しえないというように
でもこれは
自分の花
どうか、微笑みかけて
もしも貴女が
不失花を咲かせられたのならば
かわいらしい笑顔は
ずっとずっとわたしのものだった
願わくば、微笑みかけて
- Lyricist
Sealily
- Composer
Akagi Mino
- Producer
Sealily
- Recording Engineer
Akagi Mino
- Mixing Engineer
Akagi Mino
- Mastering Engineer
shuyam
- Graphic Design
Sealily
- Guitar
Akagi Mino
- Vocals
Sealily
- Background Vocals
Akagi Mino
- Songwriter
Sealily, Akagi Mino
- Adapter
Akagi Mino
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Never Lose Flowers
Sealily, Akagi Mino
- ⚫︎
Never Lose Flowers
Sealily, Akagi Mino
- 2
Never Lose Flowers (Instrumental)
Sealily, Akagi Mino
- 3
Never Lose Flowers music box (music box)
Sealily, Akagi Mino
リアルにエグ味を持たせた恋愛小説やエッセイで反響を呼んだうみゆりぃの言の葉を、新進気鋭のシンガーソングライター赤木ミノが、耳馴染みの良いサウンドで描き上げた待望の初のリリース楽曲「不失花 〜うせざるはな〜」。
能楽の理論書「風姿花伝」にある「時分の花」と「自分の花」。
若いときは勢いや若さ、それだけで花を咲かせられるけれど、それは時分(一時)の花でしかなく、時分の花を失った時から過去の自分に負けず、日々精進して咲かせる本当の自分の花(まことの花)が「不失花」である。
川谷絵音のロマンチックな心象風景を描く歌詞と音楽に影響を受けた、うみゆりぃの艶やかなリリックと、赤木ミノの作り出す繊細な旋律が入り混じることにより、誰にでも潜在する弱い自分への応援歌となる一曲を、ぜひ味わっていただきたい。