Lyric

頭の中を走り回った

儚げな顔の少女

新しい夜は

まだこないとうたっていた

袖に隠れて立ち止まった

悲しげな顔の少女

素晴らしい夜が

またくることを願っていた

取り繕った感情論と

言葉と想いと歌を

気の張った正義も人にまみれて

無下にされて　箱の中

「当たり前だよ　決まってるじゃんか」

「きみだけのものだと思うなよ」

数知れない刃が

僕を傷つけたの

拝啓　外はどうだい

僕以外聞こえてないかい

門違いな声は捨てて

フィルターも全て取り去って

大抵のことはどうだい

馬鹿だからと片付けようぜ

ただ　ただ　うたうだけ

ただ　すこし　息を長くする　だけ

頭の中を彷徨いまわった

苦しげな顔の少女

何気ない日々を

うたうこともやめてしまった

こぼれた涙と言葉を全部

すくいひろげた少女

変わらない日々が

まだ続くことを願っていた

祈っていた

拝啓　君はどこだい

背景　モノクロに染めて

散々な過去を捨てて

ステージの光へと

拝啓　外はどうだい

僕以外も聞こえているかい

甚だ五月蝿い声は

フィルターとともに捨て去って

最低限保って

馬鹿だからと片付けようぜ

ただ　ただ　うたうだけ

ただ　言葉と息を長くする　だけ