Lyric

聴こえる空気と揺らぐ風

君の手のひらそっと撫でて

季節たち巡るよ

見晴らしを変えるよ

世が明けるまで

聴こえる電車の揺らぐ音

見慣れぬ景色過ぎ去って

まだ起きぬ瞼に

映る花吹雪に

昨日の僕を重ねて

聴こえる花火の爆ぜる音

煙る匂いが鼻をつく

嗤う声痛いよ

引き返す空には

灯りで消えた星月

落ちる瞼から色消さないで

届けるよ君の言葉を

気体と波に溶けて

揺らしてよ声と叫びを

溢れ落ちても

春夏秋冬

過ぎる季節に消えてく

聴こえる電車の揺らぐ音

流れる景色凪ぐ稲穂

耳澄ませ届いた

鈴鳴りの調べに

止まった筆が動いた

乾きだす喉の

空を舞う尾ひれと

濁った白息

背中から溢れ

枯れた空には晴れの色

描き殴る独りごと

僕が叫ぶよ僕の言葉で

気体と波に溶けて

揺らしてよ生きているなら

目を開けて見上げれば

春夏秋冬

廻る季節に見惚れてた

聴こえる空気と揺らぐ風

君の手のひらそっと撫でて

季節たち巡るよ

見晴らしを変えるよ

世が明けるまで