

焼け落ちたトランクの灰が
風に舞って夜に溶ける
見上げた星は遠すぎて
私はどこへ帰ればいい
神様の紡いだおとぎ話
いつか剥がれると知っていた
花火の後の冷たい静けさ
胸に空いた穴のまま
空を飛べなくたっていい
帰る場所なんて最初からない
生きる意味なんて今は探さない
震える肩を抱きしめたい
絶望の淵で膝を抱えてる
あなた一人じゃないから
魔法が解けたこの現実
素足で歩くには石が多すぎ
誰の目にも留まらないまま
宛てのない痛みを呟く
どうして私じゃダメなんだ
どうして明日は来るんだ
答えのない葛藤に潰されて
今日もベッドの海へ沈む
迷子になったままでいい
正しい道なんて誰も知らない
不安でどうしようもない夜なら
私がここで痛みを歌う
孤独を抱えたまま息をする
あなたを誰より誇りに思う
空を飛べなくたっていい
燃え尽きたトランクは夢の証
生きたいと消えたいの狭間で
もがいて傷つくままでいい
居場所がないならここにおいで
一緒にこの絶望を歩こう
- 作詞者
らるみん
- 作曲者
らるみん
- プロデューサー
らるみん
- ボーカル
らるみん

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空とぶトランク
らるみん
アンデルセン童話『空とぶトランク』をモチーフに、夢破れて燃え尽きた夜、どこへも行けない孤独な心に静かに寄り添う楽曲です。
本作は、焼け落ちたトランクの灰が風に舞う夜、花火のあとの静寂の中で生きる意味を見失いそうになる絶望感を描写しています。特別な魔法を失い、誰からも見られなくなった空っぽの自分に焦点を当て、恋愛要素は一切排除。「空を飛べなくたっていい」「正解の道なんて誰も知らない」と、燃え尽きて飛べなくなった魂を全肯定し、無理に飛び立とうとせず暗闇の中で一緒に絶望へと沈むことで痛みを分かち合う、深い癒しと自己受容のメッセージソングとなっています。
アーティスト情報
らるみん
「頑張れ」なんて言葉は響かない、立ち止まった時間の中で孤独を抱える全ての人へ贈る曲を届けています。 弱さを隠さなくていい。たゆたう感情や葛藤をそのまま受け止め、心の奥で脈打つ「鼓動」を信じる。そんな「再生の灯」を探すための音楽です。 世界に居場所がないと感じる夜、あなたの心の「裏窓」をそっと照らす光になりますように。
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