Anneと芽生子のジャケット写真

歌詞

或る季節

水科みり

取留めない身体一つ

投げ出した、花に嵐

春に咲うその陰で

甘い死臭が肺に滲みる

彼の記憶が脈をうつ

荒れた皮膚が覆う肉

夏は春を踏みつけて

有耶無耶にするために来る

喧騒の只中で凪ぐ様

「幸せで不幸でもある」

混じりあい溶かしあう程

春が濁っていく

冬が来れば夏を乞い

汗で粘る肌のこと、

無言が劈く夜のこと、

何もかも忘れて悴む

取留めない身体一つ

投げ出した、花に嵐

春に咲うそのかげで

心二つ、泥に塗れて

  • 作詞

    水科みり

  • 作曲

    水科みり

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