明暗のジャケット写真

歌詞

明暗

ACE COOL

あの日々 足早に過ぎてった日々 それらの意味 自分に問うてくこの旅

今31 まだやれることは確かに 老いや不安との戦い ただ思う人は儚い

また遠い日の記憶 親父としたキャッチボール

祖父の家の石油ストーブに 指挟んで火傷したあの正月

歳の離れた 弟と喧嘩 してたけど最近は頻繁に電話

感じる時間の経過 なんとかしている生活

手に無い成功 あの栄光 人にわかるような証拠

地元に帰る度に近況 聞かれては困ってるいつも

ふとした時に人生というものが漠然とそこに迫っていた

俺にとって幸福がどういったものか 一人で夜に考えていた

すべて変わってくけど 変わらないわ内にあるもの

深夜の孤独とペンの音 直接繋がる誰かと

生きる限り死の影が横たわってる 逃れられないのさでも

この作品やり遂げる 誇るそれを 今は誰も知らないけど

物足りない日々を呪って 仕合わせなこの日々を祝った

結局一人ということと 大きなものの一部そうその間

で生きてる 一歩づつ登ってるこの階段

不安定だが未来を描いた 行く明日

床に就かないで夢見る動物 長いこと歩いているよ洞窟

俺の中には無いのかも幸福 辿り着く為している努力

進んでは戻ってるこの頭 心 体 わからなくなる真ん中

世界と自分の狭間 潜る最中 抑えているよ負の情念

沸いてくる強烈な嫉妬 とか羨望

人と比べてる自分の現場 そこに漠然とあるのは競争

大きな枠の中自分てもの捉えては 沈んだり 憤ったり

ごくたまに笑ったり 自分の価値疑ったり 傲ったり 忙しない毎日

駆け抜けていたあのサッカーコート あれは小5 不安と共に過ぎてったいつも

不正解だけは選ばないようにと 親に認めてほしかった子供

歳重ねた今でも たまに自分を責める激しい自己没頭

この胸の奥の 空いた隙間埋めるため 貪ってたんだ多くの欲望

数字に名声見合わないファッション 虚飾満ちた心でゆく街を

本当の自分でいるのが怖いと 自分をでかく見せては違和感を

虚無主義に陥ってはこの世界嘆き 蔑み すべて無意味 また押し寄せる

暗闇に身任せ 失い 光 の無い方に 向かい

すべて変わってくけど 変わらないわ内にあるもの

深夜の孤独とペンの音 直接繋がる誰かと

生きる限り死の影が横たわってる 逃れられないのさでも

この作品やり遂げる 誇るそれを 今は誰も知らないけど

物足りない日々を呪って 仕合わせなこの日々を祝った

結局一人ということと 大きなものの一部そうその間

で生きてる 一歩づつ登ってるこの階段

不安定だが未来を描いた 行く明日

早めに日が落ちていく空 エアコン無しで過ごせる今日は

少し肌寒い秋の風 窓から入ってきては俺を寂しくした

不幸の原因探っては眺めていた遠目に 理解してもそれを上手く消せない

わかってるそんな自分の滑稽な姿 俺の人生にまとってもう離れないもの

それを受け入れること ちゃんと向き合うこと あの幼い頃自分認めること

俺自体そのもの 愛するということ 足りないところも全部

理屈だけでは どうにもならないことがたまにある そこに自分てもの見つけたりもする

結局最後に大事になってくる感覚 トンネルの先に光が

アルバムの最後 このバースを 書き留めてる4年の間毎夜

塗り潰していたノート ただ答えを 探し問うてまた問うた 生き方を

誰も奪ったりできない内に持ってるこの自尊心 また自分尊く思うそこには一人

自分を超えることで成長てのを実感し 数字や物質に囚われないでいたい

過不足がないよう バランスをとっては中庸得ていたいわ 調整し失敗しては反省繰り返してる

思考と実践の日々 生活は続いてく 正解に限りなく近く

ただCool いる冷静 憂鬱この気分に左右 されがちだが内側ではなく外に

向けていく多くのものに持っていきたい興味

ある種の諦めと生きる 知ってく 何見てる 努力の後は天に 身任せる

結果出なくとも知らぬ人の人生に 影響与えたなら良かったと思える

家族や友に抱く愛を すべてのものに対し同じ愛を

それいつでも純粋なものでありたいと 願った3時頃 まだ暗い外

久々に実家で食卓を囲んでいる時 やばい曲を作っている時

早朝に鳥の囀りを聞いてる時 夕方コンビニ向かってる時

ふと沸き起こる何とも言えぬこの幸福感 胸ん中 満たされ

過去や未来とかではなく 今だけ 長いこと考え巡らせた幸せ が目の前に 現れ

そう道端の石に躓いては その拍子に真理悟った人みたく

一つの答え頭に浮かんできた

「幸福とは 望まないこと」なんじゃないか?

その幸福てもの考えずにただ生きていく この音楽に誠実に打ち込んでいく

雑念てのすべてを打ち消していく だが胸の奥から聞こえてくる

俺も本当は こいつで売れたい あの武道館やドームに立ってみたい

皆に尊敬される人間になりたい そういった部分失うと 何故か俺が俺ではないような

気がしてくる だから絶えず 欲する自分とひたすら向き合ってく

理性と本能をまた共存させてく 答えはいつも極端なものじゃない

そう昨日と今日 帰路つく時も そう白の裏に黒 孕むいつもただ

自問してる息続く限りは 夜を超えまた迎えている朝

  • 作詞

    ACE COOL

  • 作曲

    ACE COOL, Miru Shinoda

明暗のジャケット写真

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圧倒的なスキルと叙情性で高い支持を得たアルバム「GUNJO」 から約4年振りとなるアルバム『明暗』が5月29日(水)にリリースされた。
「Red Bull 64 Bars」や「03- Performance」といった動画コンテンツへの参加、客演や各地フェスへの出演、また今年3月7日に渋谷WWWで行われたワンマンライブ「群青ノ痕」の成功など、シーンで確かな存在感を発揮してきたACE COOL。
ファンの期待値も高まる中、待望のリリースとなった本作。"「幸福とは何か」という普遍的な問いに、妥協なく答え続けた極めてパーソナルな作品である。”と自身は語る。
プロデュースにはJJJ、Miru Shinoda、BFN TOKYOTRILL、Atsu Otaki、Yuke Myrasが参加。
アルバム全体に敷き詰められたピアノには白瀬元、yahyelのKento Yamadaがギターで参加するなど、作品のテーマ、音楽性ともに実験性に満ち溢れている。
ミックスは11曲をAtsu Otaki、"愛情"のみJJJ、マスタリングはMike Bozziが担当。
アートワークはAtsushi Yamanakaが手掛けた。
本作『明暗』のCD書籍が今年の夏頃に販売を予定している。

過去ランキング

明暗

iTunes Store • ヒップホップ/ラップ トップソング • ドイツ • 44位 • 2024年5月30日

アーティスト情報

EVOEL

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