Lyric

この沈みゆく

針をとめて

引き伸ばした

世界で

流れゆく

時間たちの

儚さに

触れたから

もう２度と

訪れない

この今を

生きてゆく

私にも

生きる意味を

くれたあなたのため

息をするように

紅い破片に処理する

月の光に

照らされて

光り輝く

貴方は

やさしく

私を抱いて

満月のよるに

名前をくれたのよ

針を刺し

時をとめて

夢を刻み

灯を消す

暗闇に

塗れてゆく

影の中の

世界で

ただひとり

見つめていた

文字盤を

握りしめ

これからは

貴方のため

共に先を指して

意味もなく

奪っていた

魂の

ゆらめきに

目を閉じて

過ちには

もう２度と

戻らずに

前にただ

進み続け

闇の中を

抜け出し

秒針が

落ちぬように

文字盤

突き刺して

髪を崩して

そっと寄り添う貴方が

月の光に

照らされて

光り輝く

刺しても

刺しても

時計は動く

私の灯りも

だんだん消えてゆく

針を刺し

時をとめて

夢を掴み

灯をつけ

優しさに

包まれてく

光の差す

世界で

大切に

見つめていた

文字盤を

握りしめ

これからも

貴方のため

共に先を指して

夢をもち

生まれてゆく

魂の

ゆらめきに

目を閉じて

美しさに

もう一度

会えるように

前にただ

進み続け

最期の時

貴方と

沈みゆく

秒針を

微笑み見守るだけ