パステル色のジャケット写真

歌詞

パステル色

Yaka

オシロイバナの種を砕いて白い粉を集め

母の真似事大人のつもり遠い日のままごと

線路脇の柱に一人一人へばりつき

恐くて動けなくて泣いたね危ない遊び

LaLaLa~

遠き日々の中の思い出をたどれば

父も母もずっと若くて元気で

たっぷりの愛情を受けて笑っていた

覚えてる懐かしい母のクリームの匂い

金網張った青い大きな庭の金魚鉢

弟と二人覗き込んでたコスモスが揺れてた

父の大きな背中におぶさり

知らぬ間に眠っていた川辺の散歩道

LaLaLa~

夕方のカレーの匂いや野球中継

ざわめいた食卓は幸せに溢れてた

明るい母の笑顔優しい父の笑顔

今はアルバムの中セピア色の思い出

あの頃に戻ってありったけの愛で

親孝行したいセピア色の思い出

鮮やかなアルバムがセピア色に変わる

永遠に続くものなどないけれど

誰でも胸の中に大切にしまった

思い出はいつまでも鮮やかに輝いている

誰でも胸の中に大切にしまった

思い出はいつまでも柔らかなパステルの色

  • 作詞

    Yaka

  • 作曲

    Yaka

パステル色のジャケット写真

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    パステル色

    Yaka

瑠璃色に青く光る庭の金魚鉢。遠い昔、暖をとるために使われていた火鉢のことである。
ストーブが普及した昭和の時代、用を無したそれが金魚鉢として庭で見られるようになった。
その青き鉢を覗く幼い姉弟の後ろ姿がまるで絵本の挿絵のように浮かんでくる。
オシロイバナの種の白い粉を頬に塗りお嫁さんごっこをする姉。
線路の枕木にしがみつくやんちゃな弟。
ハイカラなライスカレーを食べながら見た真新しいテレビの野球中継では、懐かしき名手達が活躍していたことであろう。
そんなノスタルジー溢れる古き良き昭和の時代を過ごした作者の思い出が次々と現れる中、令和の現代に引き戻され、若かりし頃の父母への思慕と共に色褪せない心模様として現在の心境を温かく歌い上げる。
それこそ歌というよりも物語のような感覚になる珠玉の作品である。
シンガーソングライターであり小説家でもあるYakaの優しさ溢れる独特な世界を存分に堪能してほしい。

アーティスト情報

  • Yaka

    幼少期よりクラシックピアノに親しみ、国立音楽大学草野政真氏に師事。 繊細なピアノの旋律とクリアボイスから構成された優しくも哀しい歌は聴く人の心を揺さぶる。 亡き娘への愛、家族の絆など涙なくしては聴けない素晴らしい楽曲の数々に定評を博す。 珠玉のハートフルシンガーソングライター。

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