歌詞

風の噂じゃなくてSNSで

君が結婚するってことを知ったよ

あの狭いアパートで過ごした

いくつもの日々が

走馬灯みたいに脳内へ流れた

雨が降ると君は頭

痛くなるから嫌いって

布団にうずくまりながら

小声で言ってた

雨の匂いが少しだけ好きだった僕も

いつの間にか嫌いになってた五月雨

衣替えの季節になれば

着なくなった服達

2人で40着くらい持って

出かけた古着屋

全部売って500円

その金を手に取って

コンビニで酒買って店の前で乾杯

「ほら、体壊すまで

頑張っちゃダメだよ」って

予定全部ほっぽって

ついてきてくれた病院

朝昼晩の毎食後に三錠

面倒だけどちゃんと薬飲むよ

「今日も遅くなるの？

うん、わかった

私家で待ってるから

なんかあったら言ってね」って

寂しい思いばっかり

させちゃってごめんね

今まで言えなかったけど

本当にありがとう

君との毎日を恨むほど僕は

弱い人間じゃない

ずっとそう思ってた

君なしでは生きては

いけないほど僕は

弱い人間じゃない

と自分に言い聞かせた

あの時もしも

違う道を選んだいたなら

君の隣には今も

僕がいたのかもしれない

「幸せになってね」と

別れ際に言ってくれた言葉

今日は君に返すね

たまに君のことを

思い出すことがあるけど

君の肌の温もりだけは

思い出せなくなって

携帯の画面越しに欲求を満たした

落ちぶれた賢者の心ここに在らず

久しぶりに1人で

使うシングルベッド

君の枕にはならずに痺れない右腕

快適なはずなのに全然眠れない

ひどく窮屈で退屈な深夜0時

君の優しさを忘れないように

君の温もりを忘れないように

君とみた景色を忘れないように

君との思い出心にしまって

「おめでとう」僕から送る

ささやかな祝辞

強くて優しい素敵な

お嫁さんになって

僕が愛した君が愛した人と

いつまでもお元気で

そしてさよなら

君との毎日を恨むほど僕は

弱い人間じゃない

ずっとそう思ってた

君なしでは生きては

いけないほど僕は

弱い人間じゃない

と自分に言い聞かせた

あの時この道を選んで良かったと

僕もいつかきっとそう

言えるようになるから

「幸せになってね」と

別れ際に言ってくれた

言葉今日は君に返すね

あの時この道を選んで良かったと

いつか、いつかきっと笑えるように

「幸せになってね」と

別れ際に言ってくれた

言葉今日は今日は君に返すね