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奄美シマ唄の世界に入って約20年。現在も日々勉強中の毎日ではありますが、この度自分自身にとって新たな試みの作品「AMAMISM」(アマミズム)が完成致しました。このタイトルには「奄美から新しい主張」という意味合いを込めています。奄美シマ唄に魅せられ、その素晴らしさを島内から全国、海外へと伝えたい!という思いがずっとある中で、昨今、若き担い手は増えている状況に反し、まだまだリスナー、聞き手としての若い世代は決して多くない様にも感じます。そんな近況の中で私の心情も近年、「どうしたらもっと広い世代にシマ唄の魅力を伝えられるのか」という思いが強く芽生えてきました。そんな最中、日本の伝統邦楽をギターでアップデートする活動に力を入れられている渥美幸裕氏と出会い、幾度と議論、セッション等を重ねながらアレンジ案を練り、また、奄美在住の素晴らしい演奏家の皆様にもお力添え頂き、今回の作品の完成に至りました。先人達が大切に歌い継いできた大事な唄。だからこそ、唄、三味線、チヂン等の演奏形態は可能な限りそのままの形で残し、そこに西洋楽器、伝統民族楽器が重なり溶け合う事で、本来のシマ唄に眠っている力を引き出す事を目的に最大限の力を尽くしました。これまでと変わらずシマ唄や音楽を愛する人、またそうでない人達も含めより多くの方々に聴いて頂き、今回の様な表現を通して改めて原点の正調・奄美シマ唄の底力、素晴らしさを知るきっかけになればこの上嬉しいことはありません。最後に、この作品に携われた多くの関係者の方々、そして素晴らしい宝のシマ唄を残してくれた先人達へ心から感謝致します。ありがっさまりょーた!! 前山真吾