Adolescent Memoriesのジャケット写真

歌詞

日記

大槻 剛巳

真白いノートは

そのままに しておいて

何も書かなくても

心に 残っているから

ふたり 海辺を走り

白い ボートに乗った

風が 優しく 頬を

通りすぎていった

あなたの言葉は

別に 書かなくても

目を閉じてみると

浮かんで くるんです

明るい 空の下の

坂道 歩いた午後

たまに 出会った ように

話し込んでた ふたり

ページに残った

一粒の 白い砂

手のひらに乗せたら

耳を澄ませてみる

光る 波間の向こう

大きな 船が見えた

響く 汽笛の 音に

夢を 託した ふたり

切り取られた季節

届いてしまった訃報

あなたの生命だけ

止まってしまった あの日

溢れる 涙さえも

陽射しに 溶けていった

私 一人が 重ねる

白い時間の 果てに

真白いノートは

そのままにしておいて

何も書かなくても

心に残っているから

  • 作詞

    幸田 圭子

  • 作曲

    大槻 剛巳

Adolescent Memoriesのジャケット写真

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医学博士・大学教授にしてミュージシャン・大槻剛巳のアルバムリリース第4弾「Adolescent memories」。

大槻が高校の頃に1年間ほど、お互いの作詞を文通のようにやり取りしていた福島県郡山市の同学年の女子、幸田圭子氏の作詞集。

結局は、お出会いすることもなかったのですが。

すべての楽曲に補作詞をして、ボサノバを中心としたサウンドで、思春期の切なさを届けます。

アーティスト情報

  • 大槻 剛巳

    大槻 剛巳(おおつき たけみ)は、日本の医師、作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、俳優。京都府出身。新庄村国民健康保険診療所所長。川崎医科大学名誉教授。NPO映像作家支援機構理事。京都府福知山市生まれ。15歳の春から倉敷市在住。1972/1975年、NHK「あなたのメロディー出演。1974年、ヤマハポピュラーソングコンテスト全国大会出場。ボーカリストは庄野真代。1981年川崎医科大学卒業。その後、約16年間、血液内科医として診療・研究に従事。留学から帰国後、一般内科医としての診療と並行して、衛生学分野において環境保健と予防医学について実験的にアプローチする。一方、中学生の頃からオリジナル楽曲の制作にあたり、2014年以降、各種サブスクサービスを通じて楽曲がリリースされている。「凝視(みつ)めれば愛」は、自身が会長を務めた2014年日本衛生学会学術総会のサブテーマ。オリジナル楽曲(日本語ポップスです。)を基本は作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱でデジタルでリリース。「大槻剛巳」検索してお聴き下さい。

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