真白いノートは
そのままに しておいて
何も書かなくても
心に 残っているから
ふたり 海辺を走り
白い ボートに乗った
風が 優しく 頬を
通りすぎていった
あなたの言葉は
別に 書かなくても
目を閉じてみると
浮かんで くるんです
明るい 空の下の
坂道 歩いた午後
たまに 出会った ように
話し込んでた ふたり
ページに残った
一粒の 白い砂
手のひらに乗せたら
耳を澄ませてみる
光る 波間の向こう
大きな 船が見えた
響く 汽笛の 音に
夢を 託した ふたり
切り取られた季節
届いてしまった訃報
あなたの生命だけ
止まってしまった あの日
溢れる 涙さえも
陽射しに 溶けていった
私 一人が 重ねる
白い時間の 果てに
真白いノートは
そのままにしておいて
何も書かなくても
心に残っているから
- 作詞
幸田 圭子
- 作曲
大槻 剛巳
大槻 剛巳 の“日記”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
恋でした
大槻 剛巳
- 2
眠たさだけが元気です
大槻 剛巳
- 3
こんな雨の中 ―雨降り―
大槻 剛巳
- 4
夏に・・・・
大槻 剛巳
- 5
小さなスミレ
大槻 剛巳
- 6
あなたの心は行き過ぎる
大槻 剛巳
- 7
時間を止めて
大槻 剛巳
- 8
コーヒーをどうぞ
大槻 剛巳
- ⚫︎
日記
大槻 剛巳
- 10
風のように
大槻 剛巳
- 11
もう少し眠らせて
大槻 剛巳
- 12
雪色
大槻 剛巳
医学博士・大学教授にしてミュージシャン・大槻剛巳のアルバムリリース第4弾「Adolescent memories」。
大槻が高校の頃に1年間ほど、お互いの作詞を文通のようにやり取りしていた福島県郡山市の同学年の女子、幸田圭子氏の作詞集。
結局は、お出会いすることもなかったのですが。
すべての楽曲に補作詞をして、ボサノバを中心としたサウンドで、思春期の切なさを届けます。
アーティスト情報
大槻 剛巳
大槻 剛巳(おおつき たけみ)は、日本の医師、作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、俳優。京都府出身。新庄村国民健康保険診療所所長。川崎医科大学名誉教授。NPO映像作家支援機構理事。京都府福知山市生まれ。15歳の春から倉敷市在住。1972/1975年、NHK「あなたのメロディー出演。1974年、ヤマハポピュラーソングコンテスト全国大会出場。ボーカリストは庄野真代。1981年川崎医科大学卒業。その後、約16年間、血液内科医として診療・研究に従事。留学から帰国後、一般内科医としての診療と並行して、衛生学分野において環境保健と予防医学について実験的にアプローチする。一方、中学生の頃からオリジナル楽曲の制作にあたり、2014年以降、各種サブスクサービスを通じて楽曲がリリースされている。「凝視(みつ)めれば愛」は、自身が会長を務めた2014年日本衛生学会学術総会のサブテーマ。オリジナル楽曲(日本語ポップスです。)を基本は作詞・作曲・編曲・演奏・歌唱でデジタルでリリース。「大槻剛巳」検索してお聴き下さい。
大槻 剛巳の他のリリース
WOrks Rrcords