Lyric

あの頃分からなかった

聞きたくない言葉ばかりで

どれほど愛されてたのかなんて

大人になってやっと知ったんだ

「勉強してる今が一番だよ」

「傷ついてもいい、たくさん恋をしなさい」

「お金だけがすべてじゃないからね」

よくあるその言葉

もう聞きたくても聞けないね

気づけば僕も大人の顔して

不器用なままの僕君の言葉口ずさむ

今は「会いたい」って言葉しか届かずに

「ごめんね」だけで想いを伝えてる

後悔しない大人に本当はなりたかった

僕が大きくなるほど君は遠くなる

「早く大人に」と声枯らして叫んだ

夜空に光る星たちに願いをかけた日々

今更「ゆっくり時が進め」と叫んでも

星たちは朝に溶けて消えていった

泣きたいときに我慢しなきゃいけない

笑いたいときも堪えなきゃいけない

みんなやりたい夢を捨てて違う道を行く中

「自分は違う」と信じていた

無情に過ぎるこの6月の日々

暑さだけが募り未来は不安ばかり

いつか冷たい風が吹いたら

僕の一年も終わりそうで怖くなる

今になりやっと気づいたんだ

後悔でいっぱいの胸の奥で

君も同じだった？そう思うだけで

言えない「会いたい」が 心を埋めていく

「誰もがいつか別れるよ」と

信じたくなくて、耳を塞いだけど

一人ずつ去るのを見届けるたびに

世界はまた試練をくれる

振り返れぬ細い道前だけ見て歩く

いつか終わる道だとしても、歩き続けるしか ない

君とは違う大人になりたかったけど

強くなるはずなのに涙あふれる日が増えていく

今は「会いたい」っていうだけでしか会えず

「ごめんね」という言葉だけで想いを伝えてる

後悔しない大人に本当はなりたかった

あの日握れなかった君の手その温もりが恋しい