Wen Kamuy Front Cover

Lyric

Wen Kamuy

yuzo kawanami

白線の上で 呼吸を測る

均された風に 背骨を折られ

透明な規格へ流し込まれる

僕はまだ乾いていない

名前のない 棘を飲み込んで

喉の奥で 冬が鳴る

拍手の外側に残された

微熱だけが本物だった

丸く削られた月が

こちらを睨んでいる

揃えた足並みの下

赤い水脈が暴れてる

整列できない鼓動が

夜の額を撃ち抜いた

静寂という檻の中

ひび割れていく光

祝福の形をしていない

この震えを抱いたまま

排水溝の星屑が

空を奪い返していく

正解に似せた言葉で

未来を縛る指先

優しさの仮面の裏

湿った牙が覗いた

選別という雨の中

傘を持たず立ち尽くす

濡れた心臓の音が

やけに澄んで聞こえた

均衡を裂く微かな歪み

それが僕の輪郭

消音された衝動が

今 喉元まで来ている

整列できない鼓動が

夜の額を撃ち抜いた

白旗みたいな雲を裂き

赤い稲妻が走る

“異常”と書かれた空欄に

名前もなく立っている

それでも確かにここで

世界を噛み砕いている

もしも均された明日が

正しさだけで出来ているなら

この歪みは

どこへ行けばいい

揃わないままの鼓動で

夜の中心を裂いていけ

沈黙よりも確かな

このざらついた祈り

祝福されなくていい

均衡を壊していい

排除の外で燃えている

名もなき熱を掲げろ

  • Lyricist

    yuzo kawanami

  • Composer

    yuzo kawanami

  • Producer

    yuzo kawanami

  • Other Instruments

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