歌詞

遥かまた会えるその時まで

僕は君を待っている

梅雨が明け夏が来た日の参道

一人悵然と歩いていて

ふと目をやったその先に

独り佇む君を見た

狂った炎天その中で

影すらも揺らぐその暑さを

突き抜け輝くその笑顔が

僕の心を早める

色んな感情、発火して

収斂、僕の心象焦がしていく

今、やっと気づいた迸る激情の閃光

もう何もが灰で満ちたこの世界に

色を付けて、染めていくよ

鮮やかな、今日を描け

快晴、空が蒼く広がる

この坂を二人駆け抜けていく

夏の風、蟲の聲、生い茂る木々の香りも

僕らの過ごしたあの八月の記憶と共に

僕のこころの奥刻み付け

生きた証になる

いつか夢見てた

誰も死なない世界だったならいいのにな、

でも世界は理不尽で

叶うわけなどないんだと

解ってるんだ！そんなこと！

ただ僕が信じたくないんだ！

でも君は運命を受け入れて

僕に寂しく微笑む

堪えた感情、透過して

浸透、空を藍に染めていく

そして、やっと気づいたこの胸に咲いた気持ちを

もうこれから幾億の時が経てども

心の奥で輝き

君を探す導となれ

夕暮れ超えて陽の山に入る

誰そ彼を二人駆け抜けてく

夏が暮れ、宵廻り、僕たちは別れを告げる

それでも僕らのこの八月はいつまでもここで輝いて

いつかまた還るまで変わらずに在る

遥かまた君と逢える日まで

僕はここで待っている