Lyric

君は迷ってる

ずっと正解を探してる

ああ 夢って何だっけ

生きてく意味って何だっけ

明日の少し手前

うずくまって動くこともできず

ここまで歩いてきた道を

ただじっと じっと見つめる

あのとき選べなかった道の先には

どんな未来が待っていたんだろうな

そっちにいたら幸せだったかな

あのとき蒔かなかった種

咲くはずだった花の色を

知りたいと思う権利なんて

もうあたしにはないのにね

ここじゃないどこか

遠く遠く 別の世界に

ときめきに 喜びに 胸を躍らせる

誰より幸せなあたしがいるって

期待じゃないけど嫉妬でもない

絶望じゃないけど希望でもない

そんなごちゃまぜな感情が

あたしのことを不幸にする

おんなじあたしと並べて比べて

悲しくなって馬鹿みたい

朝日が昇る 暗闇は消える

少しだけ救われたような気がした

だけど 眠れない夜の道標にしてた

あのかすかな光も一緒に消えてしまった

神様なんていない

誰も見ていてはくれない

全部壊れてしまえばいい

悪いのは全部あたしだ

わたしも迷ってる

ずっと正解を探してる

あなたのために何ができるかな

ちゃんと守ってあげられるかな

あなたが住んでる街の名前も

最寄りの駅も知らないのに

送れなかったメッセージ

ただじっと じっと見つめる

「大丈夫」って言葉

どこか滲み出す無責任なわたし

必死に隠そうとして

塗り重ねてしまったコンシーラー

虚しいな もういいや って

投げ出したいけど本当は

頭の中ではあなたのことしか

考えられないんだ

だって

わたしが伝えなきゃ誰が伝えるんだ

わたしが止めなきゃ誰が止めるんだ

確かに感じた使命感

それは気のせいじゃないと知っていた

今すぐにでも声が聞きたい

伝えたいことぜんぶ伝えたい

溢れる気持ち ぐっと飲み込んで

「大丈夫？」って訊いてみた

どうしてわたしが苦しくなって

悩んでもがいているんだろう

夕日が沈む 人波は消える

少しでも報われたいなって思う

だけど 目的地にしてるあなたの幸せは

きっとわたしの地図にはまだ載っていない

神様なんていないのかもしれない

でもね わたしはあなたをちゃんと見てるよ

だからさ

花丸をあげる

頑張ってるあなたへ

気づいてないかもしれないけど

すっごく素敵だよ

だって わたしのために 誰かのために

綺麗に磨いて渡してくれた

あなたの言葉が何よりも

いちばんのプレゼントだったから

もう迷わなくていいよ

ううん 迷ってもいい

でもそのたびに思い出してほしい

わたしの言葉 わたしの花丸を

あなたがたったいちどでも

ほんのすこしでも笑顔になれるなら

それがわたしにとっての正解

いつかこたえあわせしよう

そのときまで一緒だよ

そばにいるね

言いたいことぜんぶ言えるように

聴きたい音ずっと消えぬように

助けてあげるからね

ちいさい希望 芽生えるように

いっぱいの夢 語れるように

雪解けはもうすぐに

春を歌う水の音は

癒えない気持ちも溶かしていく

しあわせのこたえあわせ

ふたり 笑い合えた日には

満点の花丸 描けますように