Statice Front Cover

Lyric

Statice

shew

息がつまるほど

青空が低くって

高架下 軋む音が

子守唄みたいに

きこえた

灰色に塗られた

きみのやさしさは

ほつれた服に似合うね

くらいくらい 部屋で

ないてないて 眠って

こどもじみた夢で

待ち合わせ

ゆらゆらと漂って

深い森の底まで

永き雨の夜をゆく

朧げな徒花

まるでぼくのようだね

紛い物の春が過ぐ

愛情の剥製を

買い占めて並べて飾った

窮屈な浴室

匿すにはちょうどいいな

ねぇだれか、ぼくをみつけて

あまいあまい 毒に

ぜんぶぜんぶ 溶けて

つぎのぼくにもどうぞ

よろしくね

いのちをかき混ぜた

スープの温もりだけ

錆びた管をつたって

不完全な楽園

はやくはやくいそいで

名もなき海を星が薙ぐ

造り物の花が咲く

  • Lyricist

    shew

  • Composer

    shew

Statice Front Cover

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