Lyric

捲（めく）るたびに　色褪せてゆく

古いアルバム　指でなぞった

あの日の私が　泣いてた理由も

今はもう　霞（かす）んで見えない

描いた夢は　いくつもあったけれど

途中で諦めたものも多い

それでも確かに　そこに在ったのは

名もなきページの物語

「ねぇ、大丈夫　全て抱きしめて」

遠回りした道も　間違いじゃない

不器用な足跡（あしあと）　刻んだ日々が

私だけの　「名もなきページの物語」

誰かの言葉に　傷ついた夜も

眠れないまま　朝を迎えたね

それでもいつも　心の中に

小さな光　探してた

流れる景色は　速すぎるけれど

立ち止まって　見つめた空

後悔も後悔じゃないと気づいた

全てが私を創（つく）るから

「ねぇ、大丈夫　全て抱きしめて」

痛みを知るほど　優しくなれる

ありのままの私を　愛せるように

紡いでゆく　「名もなきページの物語」

ただ、見つめてる

この歌声が　届くように

私だけの　「名もなきページの物語」

一人きりだと　感じた季節も

いつの間にか　誰かと出会い

笑い合うたびに　心は深く

温かい色に染まってく

完璧じゃなくていい　弱さも強さ

教えてくれたのは　あなただった

これからの日々も　共に歩もう

未来へと続く旅路を

心の奥底　仕舞い込んだ想い

そっと開いてくれたから

もう何も　隠さないから

この歌声よ　どこまでも響け

「ねぇ、大丈夫　全て抱きしめて」

信じることの強さ　教えてくれた

煌めく一歩を　踏み出す今

輝き出す　「名もなきページの物語」

「ねぇ、大丈夫　全て抱きしめて」

この胸に宿る　確かなメロディ

何度でも歌い出す　伝えたいんだ

私と歩む　永遠のシンフォニー