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1960年代後半のサイケデリック・ムーブメントと東洋の神秘主義が交差する、圧巻のラーガ・ロック/プログレッシブ・フォーク。84BPMのルバート(自由なテンポ)で揺らぐミクソリディアンスケールの響きの中、シタールのドローン音とタブラの呪術的なリズムが、リスナーを深い瞑想状態へと誘います。
テーマは「時間を奪う者(Thief of time)への感謝と、ただ『今』を生きるという悟り」。死や老いを恐れるのではなく、奪われた時間こそが自分を形作ったのだと肯定する哲学的なメッセージが込められています。リッケンバッカーの12弦ギターやハモンドオルガンの温かなうねり、そしてリバース・シンバルやフェイザーを駆使した『Revolver』期さながらのアナログなテープ・マニピュレーションが絶品。ブリッジ部分で4/4拍子から7/8拍子へと移行し、オーケストラのうねりと共に時空が歪むような感覚に陥る展開は鳥肌ものです。「今」という瞬間の尊さを音で体現した、シネマティックでタイムレスな名曲です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。