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歌詞

赤の賛歌

Lok, 音楽的同位体 裏命

赤の賛歌

ミッドナイトの少し手前

この世に希望なんて無かったと

殊更今日も思い知らされる

意味もなく街を徘徊るする若者たち

残業を終えた会社員が家路に向かうその波を私は一人かき分けるように逆行する

教室が嫌い 駅のホームが嫌い 他人との人生が共存する電車という空間が心底嫌い

自分自身が何よりも嫌いでとにかく悲観的だったあの頃が可愛く見えるくらい

シンプルに世の中全部が嫌いだった

終わりにしてしまおうかなんて、考えているときは大抵

自暴自棄の一歩手前、目の前にあるものを片っ端から壊して見せた

人生とは、他人と波風立てず空気を読み続ける事

感情を押し殺して母親や教師のようになっていく事

何時だってやる準備はできていた

なるべく苦しんで逝けるよう、殺意が低いと判断されるよう

できるだけ世間の迷惑にならぬよう

できるだけ知り合いにトラウマが残るよう

何時だって終わらせる準備はできていた、

続けるより 信じるより それはずっとずっと楽だから、…きっと

自分の終わりくらい、好きなようにディレクションしたい

なるべくキレイに苦しまず

あの映画のラストシーンの様に

路地裏から丘に上がる

見覚えのある石段

少し肌寒い秋の黄色い風

あの頃の毎日笑っていた私に教えてあげたい

何かを信じる事がどれだけ難しい事かを

私は逃げてしまった 優しい言葉から

見えないふりをした 差し伸べられた手を

もしかして今からでもやり直せたのだろうか

もしかして私は今からやり直しても良いのだろうか

それでも全部わかった振りだったんでしょ?

都合のいい時だけ保護者ぶるなよ

口じゃ勝てないのわかってんだろ?

暴力に任せる前に怯えて見せろよ

この手を離せば私が今 終わる

次の瞬間 突然にこと切れる

ここまで来てようやくわかった。

自分でも驚くくらい生に執着してる。

湧き上がるは ただただ怒り

私のままで、全てに復讐してやる。

  • 作詞

    Lok

  • 作曲

    Lok

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